News

2021.06.01

ユニゾン・キャピタルとNIIFとの戦略的提携に関するお知らせ

日本の長期投資家と成長するインドPE市場の橋渡しに向けて

  ユニゾン・キャピタル・グループ(「ユニゾン・キャピタル」)とNational Investment and Infrastructure Fund of India (「NIIF」)は、日本の長期投資家とインドのプライベート・エクイティ(「PE」)分野における投資機会を、ESGとデジタル化に重点をおいて橋渡しすることを目的とした戦略的提携関係を結ぶことになりましたのでお知らせします。

  この戦略的提携の目的は、日本の長期投資家から社会的インパクトのある規模の資金を調達し、ファンド・オブ・ファンズ(プライマリー投資)および共同投資ファンド(セカンダリーおよび共同投資)の形態で様々なアセットクラス(バイアウト、グロースキャピタル、アーリーステージ・ベンチャーキャピタル)においてインドのトップクラスのファンドマネージャーに投資することです。

Unison Capital Management Pte. Ltd.の山本修(Osamu Yamamoto) CEO
  「ユニゾン・キャピタルは、長年に渡ってインドのPE市場の発展に注目してきました。インドPE市場の成長は日本の長期投資家に対して社会的インパクト及びリターンの両面で大きなメリットをもたらすことを確信しています。インドにおけるデジタル化の加速は大きなチャンスです。「社会的インパクトとリターンの両立」という目標を達成するためにNIIFと提携できることを誇りに思います」

NIIFのスジョイ・ボーズ(Sujoy Bose)マネージング・ディレクター兼CEO
  「インドのPE市場は成長を続けており、社会的インパクト及びリターンの両面で世界に貢献できることを証明してきました。日本の長期投資家から資金を調達することをNIIFは長年切望してきました。我々が投資活動の柱にESGを据えていることは日本の長期投資家にとって意味のあることだと確信しており、また日本の長期投資家の参加によって我々のESGプラクティスがさらに強化されると考えています。私達はユニゾン・キャピタルと提携し、彼らが官民に有するエコシステムを活用し、日本の長期投資家から社会的インパクトのある規模の資金を調達できることを嬉しく思います」

ユニゾン・キャピタルについて:
  ユニゾン・キャピタルは1998年に創業された日本、韓国およびシンガポールを拠点とするプライベート・エクイティ投資会社です。創業以来活動を共にする10人のパートナーがリーダーシップをとっています。日本および韓国の中堅・中小企業を対象とするバイアウト投資のパイオニアとして、日本の4ファンド、韓国の2ファンドで累計40億ドル(約4,000億円)のエクイティ投資運用実績を持ちます。

NIIFについて:
  National Investment and Infrastructure Fund (「NIIF」)は、インド政府をアンカー投資家として設計されたグローバル投資家とインド国内投資家の共同投資プラットフォームです。NIIFは、投資家に魅力的なリスク調整後リターンを生み出すことを目的として、インフラストラクチャー、PEを代表とするインドの様々なアセットクラスに投資しています。NIIFは長期投資家であり、経済サイクルの様々な局面において効率的な組織体制によって投資活動を継続することでリターンを生み出すことが可能であると考えます。また、NIIFは持続可能性に注目した投資原則に強くコミットしています。NIIFは、マスターファンド、ファンド・オブ・ファンズ、ストラテジック・オポチュニティ・ファンドの3つのファンド全体で、45億ドル(約4,500億円)を超える資金を運用しており、それぞれ独自の投資戦略を追求しています。NIIFマスターファンドは、主に物流やエネルギーなどのコア・インフラセクターでのオペレーティング・アセットに投資しています。NIIFファンド・オブ・ファンズは、気候変動リスクに対処するためのインフラ、包摂的な成長を可能とするための住宅サービス、消費者向けのデジタルプラットフォーム、及び関連セクターなど、インドで最もダイナミックなセクターに焦点を当てた最高クラスのファンド・マネージャーが運用するファンドを投資対象としています。NIIFストラテジック・オポチュニティ・ファンドは、インド経済・社会の成長ストーリーの鍵を握る大規模かつ拡張可能性の高いビジネスを投資対象とするPEファンドです。

  NIIFの詳細と近況については、www.niifindia.inおよびLinkedIn公式チャンネルをご参照ください。