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あきんどスシロー

新たな成長のパートナーたるユニゾン・キャピタルの投資

あきんどスシロー(以下、スシロー)は、二人の兄弟がそれぞれ立ち上げた寿司チェーンが合併し、1999年に誕生しました。2003年には東証二部へ上場。当時逆風の外食業界においても成長し、売上高・店舗数で業界2位につける数少ないリーディングカンパニーでした。一方で、創業者が第一線から退き、また店舗数が増加したことで、経営の難易度は格段に上昇していました。当時の社長は、新たな成長に向けたパートナーを求め、ユニゾン・キャピタルに出会いました。

ユニゾンは、寿司の本物の価値をリーズナブルな価格で提供するスシローには飛躍的な成長を可能とする潜在力があると考えました。そして、熟練の寿司職人が支える商品力と、ユニゾンの経営支援を組み合わせることで、その成長を実現出来ると確信したのです。一方、スシロ-がユニゾンに求めたのは、会社に脈々と流れる文化や価値観を尊重しつつ、変革を後押ししてほしいということでした。

2007年、スシローとユニゾンの資本提携が結ばれました。その後、2008年に経営陣同意の上、ユニゾンを資金の出し手として非上場化に至りました。

ユニゾン投資後の成長支援

目指したのは、「回転寿司で売上日本一」「売上1,000億円」を達成すること。スシローとユニゾンは一体となり、改革を進めていきました。

まず、寿司職人でもある社長を中心とした「寿司のプロ」と、ユニゾンが派遣した「経営のプロ」が参画する強い経営チームを組成しました。また、社内の人材に留まらず、外部のエキスパートを「チームスシロー」として取り込み、最先端のノウハウを取り入れ、柔軟かつ迅速な企業経営を実践する企業体への進化を実現したのです。

その後、ブランド認知と顧客満足度の向上に着手しました。スシローはその商品力に圧倒的な自信を持っているが故に、当時の広告宣伝は口コミとチラシ配布に留まっており、知名度が限定的でした。また、お客様により美味しく味わって頂くための店内環境や、接客・サービスには改善の余地が多く残されていました。まず、2009年をブランド元年と位置づけ、創業の理念を「うまいすしを、腹一杯。」というメッセージに集約し、積極的に外部に発信することにしました。同時に、店舗の外装・内装の刷新に着手。また、顧客満足度の向上のためにはまず従業員満足度の向上が必要であると考え、福利厚生・教育・育成報酬、本部による店舗の支援体制などの見直しが行われました。

これらの改革により成長に向けた基盤が整い、スシローは本格的な成長フェーズに入りました。国内出店においては、店舗開発担当者の感性と、データ分析を組み合わせることで、加速度的な出店を成し遂げました。また、アジアのパートナー探しも奏功し、2011年に韓国ソウルに海外第1号店を出店するに至りました。

一方で、“変えないこと”もありました。スシローがネタにこだわる寿司屋であり続けるための「業界平均よりも高い原価率」や、セントラルキッチンに頼らない「職人技へのこだわり」、店長ひとりひとりがお客様に向き合う職人であるという「DNA」。これらを安易に否定してしまうことはスシローの価値を否定することに等しいと考え、一切の変更を加えることなく成長を追求しました。

さらなる飛躍を目指して

スシローは2012年に、目標であった「回転寿司で売上日本一」・「売上高1,000億円」を達成しました。また、過去に顧客満足度調査で企業名を挙げられることすらなかった会社が、2010年には飲食部門で第1位*に輝き、名実ともに回転寿司業界のNo.1プレーヤーになりました。

2012年、ユニゾンは経営陣と協議の上、スシローの株式をペルミラに譲渡しました。スシローはユニゾンから離れたあとも、「日本No.1の回転寿司企業」を通過点として、「GLOBAL SUSHI COMPANY」を目指して邁進しています。


*サービス産業生産性協議会による顧客満足度調査。2010年3月実施